秋の夜長。ゲストハウスひだぶん深夜23時過ぎのこと。
闘い疲れた1人のもり突き師が持ち帰ったのが、全長95㎝、重量14㎏の見事なクエでした。

この快挙に、楽しい旅の一夜を過ごしていた面々もスタッフも一気に目が覚め、ヒーローインタビュー状態に。


いうまでもなく一同 大興奮です。



日本有数の最高級魚、しかもこのサイズですから、無理はありません。
そして、なんと!半身を宿にいただけることになり、深夜に突然、ひだぶんクエ祭り開催!!
クエの末端価格は1㎏20,000円も珍しくなく、その場合10㎏20万円以上…というわけで、いずれにしても庶民の口には、まず入らない魚です。
これはゲストハウスひだぶんも責任重大。しかし、0時近いとあって、肝心の女将おみつは目がしょぼしょぼで、もうダメです。
そこで、代打、魚さばき修行中かつ酩酊中の山ちゃん!
LINEで魚さばきのプロ大学生に助けを求めるものの、二人の距離は遠く、結局、覚悟を決めて最高級魚クエを捌くことに。

なんとか、クエはお刺身とお鍋になって、みんなで乾杯。
一生忘れられない贅沢な式根島の一夜になりました!

闇夜の大浦に、たった一人で銛を片手に潜水し、どこまでも暗い海中で岩礁の王と対峙する心情は、とてもうかがい知れません。
見事、しとめた14㎏もの大きなクエと共に海面に浮上する時は、天にも昇る一瞬だったのではないでしょうか。
最高のクエを食べさせていただき
本当にありがとうございました!
