いつの頃からか、野伏港に居ついている一匹のアオサギがいます。アオサギはいつも、置物のように微動だにせず、まっすぐに式根の海を見つめています。
アオサギは、同じく野伏港に居ついている常連釣り師たちに、「アオちゃん」と呼ばれ、程よいサイズの魚を投げてもらって可愛がられています。決して、自ら近寄ってきて釣り餌や獲物を漁ったりしません。
さて、元々、アオサギという鳥は、非繁殖期は単独行動をしますが、野伏のアオちゃんは、繁殖期の春も独りぼっちです。口ばしや脚を、婚姻色の美しいピンク色に染めて孤高を貫くアオちゃんを眺めていると、何とも言えない気持ちになり、いつもより多めに魚を投げてしまう釣り師たちでした。

みなさんも、野伏港に行ったらアオちゃんを探してみてくださいね。
*アオサギは日本で繁殖する最大のサギで、アオちゃんも90㎝くらいの大きさです。

参考動画