式根島で手に入る島食材をご紹介します。見つけたら、ぜひ旅の思い出に召しあがってください!
式根島の食材

明日葉
明日葉は伊豆諸島に自生する、香気とほろ苦さが特徴のセリ科の植物です。旬は春と秋で、柔らかい若い葉や茎をいただきます。「今日摘んでも、明日には、芽が出る」と言われる生命力の強さで知られ、天ぷらやすき焼き、明日葉ご飯など、島民の生活に、なくてはならない食材です。式根島では、お弁当や総菜に使われ、手軽に味わうことができます。

島唐辛子
2~3cmの小型のとうがらしですが、辛味はかなりシャープ!島民は、お刺身を食べる時に、この島唐辛子をつぶして辛味を付けた醤油でいただくのが大好きです。また、ムロアジのなめろうに混ぜたり、汁物、鍋料理の薬味にするなど、大活躍しています。加工商品が年間を通じて売られていますが、生の島とうを見かけたら、迷わずゲットしましょう。

あめりか芋
あめりか芋は、11月に収穫される新島村特産の白っぽいさつま芋です。一般的に「七福」と呼ばれ、貯蔵すると糖度が増え、肉質が粉質から粘質に変化する密芋です。かつては新島村を飢饉から救った重要作物で、現在も、島で多く食べられる他、焼酎などに加工されています。芋そのものは、秋以降、店頭で見かけることが増えるので、ぜひ食べてみましょう。また、おくやまであめりか芋クリーム「くりい~も」が売っていることがあります。トーストにのせて食べると絶品ですよ!

たたき
トビウオや青ムロをすり身にし、味噌などで軽く味をつけた式根島漁協女性部手作りの逸品。練ってから形を整え、焼いたり揚げたり、汁物や鍋の具にするなど、使い勝手抜群。重曹入りで、ふわっとした口当たり。
野菜を混ぜるなど、応用がいろいろでき、しっかりしたおかずになります。冷凍の状態で売っているので、自然解凍して使用。

島のり
伊豆諸島を代表する特産品の「島のり」。風味豊かなバラ海苔で、汁物に入れたり、ご飯にかけたり、和え物にしたりと使い勝手抜群。軽いので、お土産にもオススメです。

くさや
くさやとは、繰り返し魚を漬ける塩水が発酵した「くさや液」に島で獲れたムロアジやトビウオなどを漬けて干物にしたもの。伊豆諸島に400年前から伝わる保存食品です。新島のくさやは、特に、香りというか臭いが強い「くさやの中のくさや」です。ご飯のおかずはもちろん、酒の肴にもぴったり。各商店では、焼いてほぐすなど、食べやすくしたものが、各商店で売られています。

塩辛(神津島産など
逸品で知られるお隣、神津島産の赤いか塩辛を、おくやまで販売しています。島民にも大人気で、入荷すると、すぐ売り切れてしまうので、見かけたら迷わずGETを。

芋もち
ファミリーストアみやとらで、式根島でとれたあめりか芋の干し芋(冬の強い西風に、肉すり器でひき肉状にし蒸かし芋をさらして乾燥させた物)から作られた芋もちが買えます。芋もちは、米がとれない島で少しでも量を増やそうと先人が考えた伝統料理ですが、今では作る家庭も少なくなりました。基本は冷凍で、よもぎを混ぜたあん餅です。自然解凍して、軽く焼いて食べると香ばしく美味。年末は生の芋もちがに店頭に並びます。


式根島の農産物
少品種ではありますが、島内の各商店で、式根島でとれた季節の農産物を販売しています。