ラオスの古都Luang Pra Bangを堪能した山ちゃんはメコン川を上り、タイとの国境Houei Xayを目指すことにした。

小舟でゆっくりと二日かけての旅。
バスで散々な目に遭ったばかりなのに、まだ懲りないのか?
しかも二日。
と思われるかもしれませんが、今度は乗ること自体が楽しい旅。
しかも、途中陸で一泊するので、暗闇の中を突き進むことはない。
始終景色が楽しめる。
所要時間は30時間。
悪夢のバスより短い…。

船内はこんなかんじ。
乗客はフランス人が多く、年配の団体もいる。
その年でよくこんな辺鄙なところまで来るものだ。

無事出航。

すぐに橋をくぐる。
昆明からヴィエンチャンを結ぶラオス中国鉄道のものだ。

大型(?)船に遭遇。
重たいのか、更に遅く、しれっと迫り、しれっと追い越した。

作業船もいた。
何をしているのかは分からない。

オブジェが出現。
やはり、意味が分からない。

その先には祠があった。

時折、川幅が広がる。

住居か?

ラオス中国鉄道再び。
川は蛇行している。

意味の分からないオブジェ再び。

山ちゃんの乗っている船と同じ種類が停泊している。

接近。

下り便とすれ違う。

柵は何から何を守っているのだろうか。

河岸で暮らす人々は日頃どのようなことをしているのだろうか。
疑問は絶えない。

釣りか?

水牛も飼っている。

豪華客船出現!

我々より更に遅く、追い越した。
遊覧船だろうか。

子供出現!

船が近づいてゆく。
たかられそうな予感が…。

押し売りだった!
ちらほら購入。

どこでもサボるやつはいるもので、営業努力を怠り、くつろいでいる子供やただぼうっと眺めているだけの子供も。

なんて思っていたのがバレたのか、威嚇された。

最後は感謝を込めて見送ってくれた。
買ってないけど。

仏塔らしきものが見える。

陽も傾いてくると…

中継地、Pak Benに到着。

そして上陸。

そこは中国依存の村だった。

Laowoって…

気晴らしに河岸で黄昏。

翌朝も元気に出発。

さようなら、Pak Ben。

二日目も快晴。

どこまでも似たような景色が続くのだが、次々と流れ、いつまで経っても飽きない。

斜めにスリットの入った岩がニョキニョキ。

傾斜をデフォルメしようと傾けてみた。

油断していると、いきなり人が!

いったい何をしているのか。
厚着だし。

階段らしきものが見える。
何の目的があるのだろうか。

突然フランス人の年配マダムに「ここでは金が採れるのか」と聞かれた。
知らねーよ、そんなこと。
なぜそう思うのか聞くと、そういう動作をしてたからとジェスチャーつきで。
「魚じゃないでしょうか」と適当に返しといた。
果たして、山ちゃんは現地人と思われたのだろうか。

それより水牛。

橋だ!

街が近そう。
ローミングも入りだした。

建設中だった。
これも中国だろう。
加油!

高速船(?)も。

寺院だ!
オレンジの僧服も見える。

やはり、街は近い。

時間的にもそろそろ。

それらしい橋が見えてきた。

ラオスとタイを結ぶ国境の橋に違いない。

国境に沿って走っているのに、国境を渡った気がした。

家畜も増える。

船も増える。

何だか都会っぽい。

こんな所歩いてどうするのだろう。

完全に街だ。

ゴールは近い。

到着。

来た道を振り返る。

途中で見た(?)水牛のカオソーイ。
絶品!