
Disney’s “Pinocchio”, 1940 film

式根島の星の海
流星を浴びよう
宇宙を感じよう
今年の夏、夜空を彩るペルセウス座流星群を、東京都の離島、式根島で観察してみませんか?光害の少ない式根島は、満天の星と流星群の輝きを存分に楽しむのに最適な場所です。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群は、毎年8月頃に活動する三大流星群の一つで、多くの流星が見られることで知られています。スイフト・タットル彗星が放出した塵の帯に地球が突入することで、塵が大気圏に突入し、光の筋となって見える現象です。条件が良ければ、1時間に数十個もの流星を観測できることもあります。
いつ、どこを見ればいい?
今年のペルセウス座流星群が最も活発になる極大は8月13日5時。多くの流星が見られるチャンスタイムは8月12日0時から13日の夜明け前・午前4時頃までです。今年は明るい月が邪魔をするので、条件がよくありません。なるべく月の光が入らない場所を選ぶのがポイントです。
流星は空のあらゆる方向に出現しますが、放射点と呼ばれる場所から放射状に飛び出してくるように見えます。ペルセウス座流星群の放射点は、その名の通りペルセウス座の方向にあります。しかし、放射点に近い流星は短く、離れた場所の流星は長く尾を引くように見えるため、空全体を見渡すようにすると良いでしょう。特に、北東の空を中心に広範囲を見渡すのがおすすめです。
観測計画の参考として、以下の動画もご覧ください。ペルセウス座流星群のピーク時間と予想される流星数について解説されています。
式根島の星空指数はこちらから
式根島のおすすめ観測スポット

式根島は全体的に光害が少なく、どこからでも星空を楽しめますが、特に以下の場所は流星群の観測に適しています。
式根島ならでは「温泉から流星群」
地鉈温泉
8月13日は【満潮】07:27/19:58【干潮】01:29/13:43です。真夜中は潮が引いて入りにくそうですが、 未明に、海に近い湯壺に入れば湯船から流れ星観察できそうです。

入り方は下記特集をご覧ください。
松ケ下雅湯
安全に入れる露天風呂・松ケ下雅湯は東に向いていますので、星を見ながら入れます。ただし、ライトアップがありますので星が見やすいとはいえません。
星空観察の事前準備
- 流れ星だけでなく星空観察をする場合は、星座や方角が一目瞭然となる位置情報付き星空観察アプリ「Star Walk2」「星空ナビ」等(一部有料課金あり)を、あらかじめスマホにインストールして、使い方を覚えておくと便利です。
- スマホ星空撮影の方法を学んでおくと、さらに楽しくなります!意外とイケます。
参考「【星空の撮り方】スマホで星空を上手に撮影するコツ iPhone編」
参考「スマホの星空撮影のコツ」
その他、たくさんの解説サイトがありますので、お使いのスマホの機種名を入れて検索してみてください!
三脚がなくても空に向けて置いて撮影する方法でよく撮れます。
星空観察の持ち物
スマホを懐中電灯代わりにすると、バッテリーの不安や落としたときのダメージが大きいので、懐中電灯が便利です。夏でも夜風は冷えるので、はおるものの持参をお忘れなく!式根の大きな、刺されると痛い蚊の迎撃対策も後悔先に立たずです。
★はあると良いもの
・懐中電灯
・虫除けスプレー
・防寒着
★敷物・レジャーシート
★ミニ双眼鏡
★星空観察アプリ
★飲み物や軽食
★ゴミ袋
ひだぶん宿泊者は星空観察セットレンタル(懐中電灯、ブランケット、敷物、ミニ双眼鏡、夏季は虫よけスプレー/1晩500円)、ブランケットのみ貸出(1晩300円)を利用できます。
数に限りがありますので、希望者は早めに予約ください。また使い終わったら、砂などをはたいて、きれいな状態でご返却ください。汚したり、紛失した場合はお申し出くださいますようお願いいたします。

注意ポイント
- 星はしばらく目を慣らさないと見えてきません。夜空をぼんやり10分くらい眺めてみてください。できれば真上を向いて。瞳の構造が整ってどんどん見えてくるようになります。その前に「あんまり見えないや」って帰ってしまうともったいない!
- 真夏でも防寒対策を忘れない
- 暗闇での転倒事故等に注意する
- 飲酒や疲労時、体調不良時は無理をしない
- 強風時、崖上はさらに強い風が吹くので近寄らない
- 夜間に一人で行動しない(特に女性)。連れ立ったり、人が多い場所を選ぶなど、複数人で行動するようにしてください。穏やかで平和な式根島とはいえ、人が起こすトラブルも、転倒・転落等の事故も怖いです。
- トラブルが起こったら、宿泊している宿に連絡をしたり、場合によっては110または新島警察署04992-5-0381に通報してください。式根島にも駐在所があり、警察官が常駐しています。