繁忙期の船と宿は同時手配で
式根島の旅は、基本的に船を利用します。また、小さな式根島は、宿や飲食店の数が限られており、特に繁忙期はオーバーツーリズム気味です。せっかくの旅を楽しむためにも、事前に計画やできる手配をして、現地で困らないようにしましょう。
事前計画のポイントと注意点
1.船と宿は同時に手配をする
→特に繁忙期の週末は、早い段階で船は満席、どの宿も満室、ということが起こります。船がとれていても、宿が決まらなければ、式根島は野宿や車中泊が法令により禁止されていますので、なんと上り便で帰ることになります。
※宿泊施設の当日予約も不可/キャンプ場は閉鎖中
また、宿が決まっていても、船に乗れなければ来島できません。新島まで飛行機できて、連絡船という来島手段もありますが、船がとれない時期は、定員が少ない飛行機はなおさらとれません。せっかく押さえた激戦の式根島の繁忙期の宿予約がパーになってしまいますし、キャンセル料もかかります。先に宿をおさえて安心し、のんびり船の手配を構えた結果、来島できなくなるパターンがあるので、ご注意ください。なお、船は2ヶ月前から手配できます。
2.欠航を想定してゆとりを持つ
→島旅に欠航はつきものです。行きが欠航した場合は、旅自体が中止になるかなと思いますが、翌日等に出発を延ばし、帰りの便はそのままにして旅行を再トライしたい場合は、とりいそぎ東海汽船に電話をして相談してみてください。
帰り便の欠航のリスク回避は、まず、帰る日の翌日に、重要な予定をなるべく入れないようにしましょう。次に、できればゆとりを持った行程にし、やばそうなら1日早く帰るなど、臨機応変に対応できるようにしましょう。天候不順による欠航は、天気予報で、ある程度予測ができますので、大きな問題が生じる場合は、日程変更をしたほうが安全です。
3.必需品の予備を持つ
→メガネやコンタクトレンズ、普段飲んでいる薬は必ず予備をお持ちください。島にはコンビニも100均も薬局もありません。診療所がありますが、薬が全て揃っているわけではありません。急な不調も、ある程度自己解決できるよう、自分なりの救急セットをご持参ください。
4.紫外線対策、虫対策グッズを忘れない
→離島の紫外線は強烈です。サングラスや日焼け止め、はおるものなどを用意し、熱中症や日焼けのしすぎで寝込むなど、トラブルがないよう、気をつけましょう。また、特に初夏から秋にかけては、大きな蚊やアブなどの虫が多いので、その対策もしたほうが良いでしょう。
5.事前に宿に荷物を送る場合は、ゆとりを持つ
→宿によりますが、事前に荷物を送り、預かってもらうことができます。ゆうパック、クロネコヤマトが島内取次が可能で日数も最短、追加費用もなく届きます。
荷物を運ぶ船の欠航リスクがあるので、2、3日前に届くよう、ゆとりを持って手配しておくのがポイントです。
6.保険証・マイナンバーカードを持つ
→万一、ケガや病気で受診する場合、保険証・マイナンバーカードがないと、いったん自費で精算することになり、その後の精算も煩雑になって大変です。
7.食事のことを先に考えておく
→宿に食事がついていれば、昼ご飯を買うか外食すればすみますが、素泊まりの場合は、朝晩の食事の手配やイメージを来島前に考えておくと安心です。特に夕食の外食は要予約であったり、臨時休業もあります。コンビニはなく、商店は、だいたい19時くらいにしまっちゃいます。
8.必要な現金は持っておきましょう
→式根島にも郵便局にATMがありますが、利用時間が通常よりかなーり短いです。平日は夕方、土日は昼や昼過ぎなど、遊んでいればあっという間!必要な現金はあらかじめ持参すると気楽です。ただ、式根島はかなりキャッシュレス社会なので、その点はとても便利です。
■式根島郵便局(ATMはここのみ)
https://map.japanpost.jp/p/search/dtl/300101791000/