式根島に航行する東海汽船の大型客船「さるびあ丸」と高速ジェット船セブンアイランド、そして、三八航路を航行する大型客船「橘丸」、小笠原諸島の航路を担う小笠原海運「おがさわら丸」が出発する竹芝港に竹芝客船ターミナルがあります。
伊豆諸島に旅する多くの人が利用する竹芝客船ターミナル到着から出発までの流れと過ごし方を見ていきましょう。

- 竹芝客船ターミナル到着
出航時間の1時間~1時間半前までに、竹芝客船ターミナルに着くようにしましょう。移動中の遅延やトラブルを想定して、余裕を持つのが大事です(乗り遅れて旅中止、または同行者だけ出発など、わりと聞く話です。)
大型客船は夜行、高速ジェット船は昼行となります。高速ジェット船の出航決定は朝6時のため、家を出てから欠航を知るパターンもあります。
早く着いて、竹芝で過ごす時間もまた楽しいもの - 乗船手続き
到着したらさっさと乗船手続きをすませましょう。混雑回避のため、代表者のみが並びます。インターネット予約は自動受付機があります。
窓口で予約番号を伝えて、乗船票を手に入れます(株主優待券がある人はここで渡します。) - 乗船券に必要事項を記入する
たくさん用意されている乗船票記入台で、自分の乗船票に名前や住所、電話番号、旅の目的、非常時の介助の必要があるかどうか、などを記入します。書いていないと、乗船できませんので、必ず書きましょう。
復路の乗船票があるなら、そちらも書いてしまい、備え付けのチケット入れに入れて保管するとよいでしょう。
- 荷物が多い、大きい人は預ける
乗船前に必要に応じ、手荷物券を購入して手荷物を預けます。
大型客船の場合はこちら、高速ジェット船の場合はこちらを読んで、あらかじめ自分の荷物が、預ける必要があるか確認しておきましょう。乗船時に引っかかってしまうと大変面倒です。 - 待機する
乗船時間の30分くらい前から、案内が始まります。基本は並んだ順ですが、混雑時は、等級が高い特等から順に乗船する場合もあります。
それまでは竹芝客船ターミナル内の椅子や、中庭のベンチ、あるいは立ったまま、待機します。繁忙期のベンチは争奪戦 よく見られる風景 - 買い物をする人も多い
船の中で食べるお菓子やお酒、つまみなどは、2つのお店で買えます。なお、大型客船さるびあ丸の船内でも自動販売機で販売しています。
※アルコールは運転免許証が必要①Shop竹芝
竹芝客船ターミナル内にあるヤマザキショップです。食べ物・飲み物・タバコ・酒・日用雑貨品・酔い止め・雑誌・書籍・東海汽船オリジナルグッズなどが売っています。東海汽船の船の御朱印「御船印(ごせんいん)」も売っています。
②ファミリーマート南山堂竹芝駅前店
竹芝客船ターミナル眼の前の信号をわたってすぐの場所にあり、薬局も兼ねている便利なファミリーマート。アルコールやつまみ類が充実し、旅に必要な下着や服などあらかた揃ったツボを押さえた品揃え。イートインコーナーを併設し、出航前の待機場所としても使えます。出航前は大賑わいですが、セルフレジと複数有人レジで巧みに捌いていますので、ご安心ください。 - 金曜夜発ならレストラン「HARBOR」で前哨戦もあり
竹芝客船ターミナル併設のHARBARは、金曜日(変更あり)は夜間営業し、大型客船の出航前に利用できます。席数が限られているため、利用したい人は予約を入れておくか、早めに入るのがおすすめ。
- トイレを済ませておく
竹芝客船ターミナル内や、中庭などにトイレが点在しています。混み合っている時は中庭のトイレがおすすめ。
- 手持ちがない人は現金をおろしておく
竹芝客船ターミナル内の七島信用組合ATMは7:00~23:00まで利用可能です。
- 東海汽船「船の模型コーナー」
- 島の特産物のアンテナショップ「東京あいらんど」
行きは営業時間外のことも多いですが、帰りはやっているので、島の余韻にひたりながら、お土産を追加する人が多い島の特産物のアンテナショップ「東京あいらんど」。
- いよいよ乗船ゲートへ
乗船口は大型客船さるびあ丸はAゲート、高速ジェット船はBゲートが多いです。Aゲートに向かうルートは、その日により、竹芝客船ターミナルの受託手荷物受付前から出るルートと、中庭にいったん出てから向かうルートがあります。
直接、向かうルート 乗船待ちの風景 こちらは、いったん中庭に出て、スロープでAゲートに向かうルート - 乗船改札
乗船票を改札担当の東海汽船スタッフに渡し、半券をちぎってもらいます。必要事項の記入がないと、ここで書くことになり、もたつきますので、事前に書いて用意しておきましょう。
- 乗船
大型客船さるびあ丸は、その日の潮の干満により、乗船する甲板の階数が変わります。5甲板、6甲板は、エスカレーターで1階上がってから、飛行機のようなボーディングブリッジを渡って乗船、4甲板は陸上からの乗船となります。東海汽船のスタッフが船の入口でお出迎えしてくれます。
一気に人が乗り込みますので、自分の座席番号はあらかじめ確認し、後ろがつまらないように気をつけて、自分の座席に行きましょう。
なお、大型客船さるびあ丸の場合は、座席に荷物をおいたら、上部デッキに出て、出航からレインボーブリッジをくぐってしばらく、お酒を飲みながら湾岸の夜景を楽しむ方が多いようです。
それでは、良い旅を。Bon voyage!