今回は、私が式根島で自炊する時、あらかじめ持参するアイテムについて紹介したいと思います。私が式根島で必ず作るのは、釣った魚か、式根島で養殖している式根鯛平くんで作る「カルパッチョ」と「なめろう＋まご茶漬け」です。

食材は式根島の商店で買えるものも多々あるのですが、買っても余らせるのが確実な調味料類やオイル、薬味、売っていないハーブ、ないと困るものは持参します。根菜やパスタ、ごはんパック、キッチンペーパーやラップ、揚げ油など、手に入るのがわかっていて使い切れるもの（人に譲れるもの）は式根島の商店で買うようにしています。特に秋に買えるアメリカ芋は式根島ならではのもので楽しみにしています。

定番の持参アイテム

オリーブオイルスプレー

味と容器の２つのポイントで、私が気に入っているオリーブオイルスプレーのメーカーはマントヴァのエキストラバージンオリーブオイル（ノーマル）です。以前よりだいぶ値上がりしましたが、ボトルが金属で割れず軽いので便利です。ただし、使いかけはキャップが外れてオイル漏れの可能性があるので、ちゃんとザックに立てて収納し気をつけるようにしています。用途はなんといってもカルパッチョ。マリネやサラダ、ソテーの調理、ピザ、生ハムやフルーツにかけたり、いろいろ使います。身近なお店だとカルディで買えます。（ただし欠品中も多いので見つけたらまとめ買い）、またAmazonの６本セットまとめ買いもよくします。

つぶ塩

基本となる塩は小袋でよく売られている、粗挽きのつぶ塩を持参します。式根島滞在中の料理は、焼く、切る、蒸すなど簡単な調理法で、シンプルな味付けで頂くことが多くなりますが、カリッとした歯ごたえもアクセントになる、つぶ塩は私にとって必需品です。オリーブオイルをひいたフライパンで魚を焼いて、つぶ塩をパラパラかけて、レモンを搾って食べるだけでも大ご馳走。１パックが多い場合は、100均のチャック付き小袋で小分けするとコンパクトに持ち運べます。

ピンクペッパー

カルディで売っているホールのピンクペッパーはカルパッチョやマリネを美しくする映えアイテムです。軽いので持ち運びも楽です。

乾燥ディルウィード

ハーブのディルはカルパッチョやマリネによく合います。生のハーブを持参できなくても、カルディで売っている乾燥ディルウィードが便利です。

ニョッキ

パスタもいいのですが、ニョッキは茹でる時間が2分と早く、混雑するミニキッチンで短時間で料理するのに便利です。持ち運びも気楽でよいです。

ジェノベーゼソース

釣った魚を焼いてかけたり、アクアパッツァのアクセントにしたり、ニョッキやパスタのソースにしたりと活躍します。瓶詰めは重く、破損が心配なのが難です。

ロイタイのカレー

カルディで売っているロイタイのカレーパックです。火を通した好きな具材と、このパックを合わせれば簡単に本格的なカレーが味わえます。特にイエローカレーは魚との相性がいいので、長期滞在時はよく持参します。個人的にはパクチーも欲しいところ。

成城石井の日持ちするお惣菜

賞味期限が4日くらいあり、出発日の前日に買えば充分日持ちする、成城石井のキャロットラペやオリーブとドライトマトのマリネ、きのこマリネなどをよく持参します。そのままおつまみになりますし、カルパッチョやサラダにプラスすることもできます。持ち運びはクーラーボックスなどで保冷が必要です。

ハーブ類

式根島では手に入りにくいディル、イタリアンパセリ、アンディーブ、バジル、ミント、セージ、ローズマリー、パクチーなど、作る予定の料理に合わせたハーブ類を持参します。スーパーで売られている小分けパックは軽いのでいくつ持ってきても大したことありません。ただし、保冷剤に直接当たると冷凍障害でダメになりますので、注意します。

薬味類

にんにく、生姜、ねぎ、みょうが、紫蘇、わさび、生唐辛子などは小分けして、ジップ付き袋に入れて持参します。それぞれ必ず欲しいけど、現地で買うと余らせる系なので、必要量を持参したほうが経済的です。また、最近はスーパーでねぎのみじん切りやさらにみょうがや生姜を加えた薬味パックなどが売られているので、１つ２つ持ってくることが多いです。釣りから帰ってきて疲れていても、ムロアジをさっと叩いて、持参した薬味と合わせてなめろうを作れば、おいしいビールが飲めます。

調味料とタレビン

特に持参する調味料は味噌、バター、醤油小袋、粗挽きペッパーです。味噌は使う分だけアルミホイルに包むか、小さなタッパーに小分けします。ペッパーやバターは必要量だけアルミホイルで包んで持参。醤油小袋はスーパーで手に入りますが、100均などで売られているタレビンに入れてもよいでしょう。タレビンはとても便利で、作るものにメニューによっては、オイスターソースやごま油、ワインビネガー、ナンプラーなど、なんでもドレッシングボトルやタレビンに小分けして持ってきます。

ひだぶんのミニキッチンにも調味料はありますが、味噌などはないことが多いし、好みのものがある、というものでもないので、絶対に必要なものは持参するのが確実です。

柑橘類

私の料理は柑橘類をふんだんに使いますので、毎回レモンは４～６個、グレープフルーツやはっさく、甘夏、ライム、すだちなど、作る料理に合わせて持ってきます。ザックに直接入れられるので気楽です。式根島でも比較的手に入りやすいですが、欲しい種類のものがあるかわからないので基本は持参です。長期滞在の場合は買い足しています。

紫かいわれや紫玉ねぎ、黄色やオレンジのミニトマト

これは完全に趣味なのですが、カルパッチョに紫と黄色やオレンジが入るのが好きなので、ちょっとかさばるなあと思いながらも、ついつい持ってきています。

サラダ用カット野菜

最近重宝しているのがオニオンスライスなどが入ったカット野菜や、おしゃれなサラダ用リーフのパックです。少しかさばりますが、カルパッチョにそのままトッピングできて楽チンできます。

いかがでしょうか。まだまだありそうですが、ちょっとしたものを持参するだけで、旅先での自炊がパッと華やかになります。私の場合はソフトクーラーボックスに保冷するものとザックにそのまま入れてくるものと分けて、運んできます。ソフトクーラーボックスでなくても、少量であれば100均などにある保冷袋に凍らせた500mlのペットボトルを入れて、船中一泊のさるびあ丸で充分に運ぶことができます。また、さるびあ丸には冷蔵ロッカーがありますので、心配なものはそちらにいれるとよいでしょう。以上、多少の参考になれば幸いです。